YouTube解説
アステラス製薬の企業研究
■ アステラス製薬の沿革
2005年4月1日に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併して、アステラス製薬が誕生しました。当時ゼファーマという一般医療用医薬品(OTC)を取り扱うグループ会社もありましたが、第一三共に譲渡し新薬ビジネスに集中する事へ。合併当初は、藤沢出身、山之内出身などで派閥などもあったという話ですが、徐々にそういった風土は風化してきているようです。
アステラス製薬の現状
アステラス製薬の経営課題
アステラス製薬の経営課題
- 開発のレイトフェーズにある候補化合物の開発成功と迅速な上市
- イクスタンジ、ミラベクロンの売上最大化
- PADCEVの売上最大化と複数適応の取得
- プログラフの売上高の死守
✓ 最近の注目プレスリリース
- トーアエイヨーの販売提携終了( 2021年04月05日 )
- 「リピトール®錠」の共同販促終了( 2021年04月01日 )
- fezolinetantの2つの第III相ピボタル試験で良好な結果(2021年02月19日 )
各エリアの売上シェア


アステラス製薬の財務データ

売上と営業利益の推移


アステラス製薬の重要製品
最重要3製品

イクスタンジ(一般名:エンザルタミド)
イクスタンジ(一般名:エンザルタミド)は経口のアンドロゲン受容体阻害薬で前立腺がんの治療薬です。本製品は、米国のトップファーマであるPfizer社と共同で開発・商業化しております。(起源はアステラス製薬) イクスタンジは2012年に米国で発売された後に日本でも販売が開始されました。現状のアメリカでの特許期間(販売独占期間)は、2026年(日本は、2029年?)までとなっております。特許失効後後発品が販売されますが、本製品は低分子薬なので特許失効後すぐに後発品への切替がなされる可能性が高いと思われます。
ベタニス(一般名:ミラベクロン)
過活動膀胱治療薬であるベタニスは、アステラス製薬創薬のβ3受容体刺激薬です。グローバルで展開しており、特許は2023年まで継続される予定です。現在1500億円超の売上を上げていますが、今後ピーク売上として2000億円を目指せるポテンシャルを持っています。
PADCEV® (エンホルツマブ ベドチン)
PADCEV®は、米国食品医薬品局(FDA)により 2019 年 12 月に承認され、PD-1 または PD-L1 阻害剤による治療歴があり、かつ、術前または術後の補助化学療法として、あるいは局所進行または転移した状態において白金製剤を含む化学療法による治療歴のある、局所進行性または転移性尿路上皮がんを適応としています。
PADCEV®は、FDA から奏効率に基づいて迅速承認を取得しました。検証試験において臨床的な有用性が確認されることが承認継続の条件となっています。
PADCEV®は、ほぼ全ての尿路上皮がん細胞に発現し、細胞間の接着に関連するタンパク質であるネクチン-4を標的とするファーストインクラスの ADC です。アステラス製薬と Seagen 社は PADCEV®の共同開発を行っています。
主要製品の四半期別売上推移

重要製品の中長期売上(予測:世界)


中長期売上予測は、noteで公開しています
重要製品の中長期売上(予測:日本)

国内の売上は、今後徐々に下がっていく事が予測されます!
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■中期計画(YouTube解説)
アステラス製薬のR&D
アステラス製薬の後期フェーズ開発製品一覧

7つの重点後期開発製品の最新情報

開発製品の予定イベント

製薬さんはアステラス製薬についてどう考える?

中長期売上予測は、noteで公開しています
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