イーライリリーの企業研究
イーライリリーの現状
問題は、トリルシティのグローバルならびに国内の売上がノボノルディスクの世界初のGLP-1アナログ錠剤Rybelsus(経口セマグルチド)の影響をどれだけ受けるか?だと思います。経口のGLP-1に一気にマーケットシェアを奪われると糖尿病領域のプレゼンスが一気に落ちて、経営的な転換期を迎える可能性があります。
経営課題

財務データ


売上収益の推移

イーライリリーの地域別売上構成シェア
2018年12月決算において売上世界9位のイーライリリーです。決算報告書において外資系企業ではあまり見かけない、「JAPAN」を単独計上している企業です。そこからもこの会社全体収益の10%を占めている日本は重要エリアと位置付けられていることがわかります。今後も日本の市場にマッチした製品が投入されてくるので、このシェアは維持されていくのではないかと予想しています。

イーライリリーの主要製品
最重要3製品

主要製品の四半期別売上推移

主要製品の中長期売上(予測:世界)
特許切れ薬剤の今後見込まれる売り上げの減少に関しては、既に上市済みの新薬の売上でカバーできることがわかった。これに、開発後期フェーズの薬剤もいくつかあるので、間違いなく現在よりグローバルならびに日本国内の販売金額は増えるであろう事は予想される。領域に関しても、糖尿、自己免疫、がん、精神神経領域のどれも今後売上を伸ばすことが予想されるので、今後更なるMRの拡充もあるのでは?と思われる。国内中小企業で、リストラ・転籍に怯えながら日々を過ごしている方はぜひリリーの求人をくまなく確認するのが良いと思います。


主要製品の中長期売上(予測:日本)
現状、既に上市している薬剤群で2026年までの売上は横ばいに維持できるであろうと予測している。ここに今後新たな製品群の売上が上乗せされるのことで右肩上がりの上昇を得られるのではないかと予想する。



<日本イーライリリーの将来性を予測してみました>
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日本イーライリリーの将来予測
こんにちは、PharmaValueです。 本日は、イーライリリーの日本法人である日本イーライリリーの将来像を検討してみたいと思います。 全体収益は万全に思えるが・・・ 下記の主力製品の売上推移(筆者予 ...
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イーライリリーの主な開発製品
後期フェーズ開発製品一覧


更新情報(2020年1月皮膚科メーカーデルミラを11億ドルで買収)
【イーライリリー国内MRの待遇に関して】
【MRの営業日当】 3,000円/日
【営業手当】 32,000円/月
【家賃補助】 ◆首都圏(東京、横浜市、川崎市):81,000円/月(借上) 66,000円(持ち家) ◆大都市圏(大阪、名古屋、京都、福岡):40,000円/月(借上) ◆その他エリア:30,000/月 (他の製薬会社と比較してこれは少ないです)
【単身赴任】 基本出来ない
【賞与】 年3回 6月 固定(2カ月分) 3月&12月(インセンティブ賞与)
【公私両用車制度】 月1万円で社用車をプライベートで使用可能
【給与制度】 S1:500~600万円(目安) S2:600~750万円(目安) S3:750~850万円(目安) S4(主任) 1000万円(目安)
【意見】 外資系製薬会社で社内競争も熾烈なわりには、給与並びに福利厚生、特に住宅手当が低いと感じる。その割には、かなり上市、本社からのプレッシャーもあるので、これで離職率が低いわけは無いと思います。製品ポートフォリオは、素晴らしいので、ここで3年程度経験して他の外資系製薬会社への転職が良いのではないかと思われる。
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