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こんにちは、製薬さんです。今回は、「レンビマ」の今後の進捗とアデュカヌマブの申請が承認されるのかどうかに注目が集まっているエーザイ社です。かつてパリエット(アシフェックス)とアリセプトという2つのブロックバスターがエーザイの支柱でありましたが、現在まさに転換期にいる状況です。
エーザイの企業研究
エーザイの現状
エーザイの経営課題は・・・
- アデュカヌマブの米国承認取得
- レンビマの売上最大化(メルク頼み)
- 国内MRの人員整理?
- 国内医薬品事業の導入品(ヒュミラ・リリカ)依存からの脱却
- ジセレカの早期市場浸透と売上最大化
エーザイの財務データ

各エリアの売上シェア

売上収益の推移

営業利益の推移

自社の製品ポートフォリオや開発パイプラインに不安がある方
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エーザイの主力製品
エーザイの最重要3製品

主力製品の四半期別売上推移

主力製品の中長期売上推移(グローバル予測)

製薬さんの中長期売上はnoteで公開しています
会社全体からしてもレンビマとアデュカヌマブの2本頼みであることは間違いありません。しかし、レンビマは大きな副作用が出ない限りは少なくとも3000億円は売り上げることが予想されていますし、アデュカヌマブは3000~5000億円程度は売り上げるのではないかと思います。そうなると2製品で6000億円程度の売上を確保できる公算となり、現在とは全く違った経営的な舵をとれると思われます。
主力製品の中長期売上推移(国内予測)

リリカとヒュミラは、無くなるのも時間の問題?
リリカ:
リリカは売上の大きい製品で、2022年に特許切れがあること、そして開発元のファイザー社が2020年以降このリリカを含める長期収載品をマイランに事業部ごと売却するので、今後のアライアンス契約がどうなるのか不透明です。そして、国内No.1の営業力を持つ第一三共が競合品を上市しました。ここからリリカの担当者は徐々に数字が減っていくのをジッと我慢する日々になります。
ヒュミラ:
加えて、こちらも導入品で依存度の高いアッヴィ社のヒュミラですが、2019年末にギリアドサイエンシズとヒュミラの競合品になり得る製品「フィルゴチニブ」の共同販促契約を締結しました。そして、このフィルゴチニブと全く同じ作用機序の製品をアッヴィも開発中なので、アッヴィ社との契約終了が近づいていると感じます。
フィコンパは、期待できない!
そして、自社開発のフィコンパです。てんかん領域の薬ですが、神経領域での営業力が日本一である大塚製薬がイーケプラという薬剤で市場を牛耳っておりましたが、それも2020年に特許切れを迎えます。このイーケプラは薬効と副作用のバランスがとてもよく唯一の弱点がその薬価でした。その薬価に関しても2020年以降は、ジェネリックが発売されますのでまず1stラインで使用されることになると思います。
そして、フィコンパと同時期に、またもや第一三共も新薬を上市し立ち上がり好調です。フィコンパの薬効は、他社製品と比べて特に優れているわけではないので、間違いなく今後も苦戦をしいられます。
エーザイのR&D
エーザイの後期フェーズ開発製品一覧

更新(2019.12.23) レンボレキサント:「DAYVIGO」 アメリカ発売!
エーザイへの製薬さんの考えをまとめています(note)

是非noteを確認ください!
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