キプレス、ムコダイン、デザレックスなど呼吸器関連疾患の製品ポートフォリオを多く抱えるキョーリン製薬ですが、近年特許切れや自主回収などの問題で経営面は危機的状況です。中長期予測をご覧頂き、様々なご意見を頂ければ幸いでございます。
キョーリン製薬HDの企業研究
キョーリンHDについて
キョーリン製薬HDは、新薬会社の「杏林製薬」、後発品会社の「キョーリンリメディオ」、医薬品の製造担当している「キョーリン製薬グループ工場」、そして「キョーリンメディカルサプライ」の4社からなっています。
キョーリンの経営課題は…
- 特許がある製品への資源集中
- 杏林製薬から、長期収載品とGEをリメディオへ移管
- その後、キョーリンリメディオを他社へ事業譲渡し利益率を上げる
- 合併先の模索
キョーリン製薬の営業利益、収益の推移

キョーリン製薬HDのセグメント別の売上

キョーリン製薬の企業情報
キョーリン製薬の強みは、キノロン系を代表とする抗菌薬や呼吸器系疾患を中心に製品ポートフォリオを形成しております。しかしながら、現在の取り扱い製品のほとんどは外資系製薬会社からの導入品であり利益率の低さは、その営業利益率の低さ(近年10%未満)からも垣間見れます。

キョーリンHDの主要製品
現在の、注力製品は「フルティフォーム」「デザレックス」「ベオーバ」などの様です。新薬の上市がうまくいっていない中、その売上減のダメージの緩和と医薬品ビジネスとのシナジーを狙い医療機器分野への参入も2019年11月に発表されました。
主要製品の四半期別売上推移

主要製品の中長期売上(予測)

キョーリン製薬HDの開発製品
後期フェーズ(P3)の開発パイプラインなし
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