セルジーンの大型買収を2019年初めに発表したブリストルマイヤーズスクイブ。その特徴は、まさに他人のふんどしでビジネスを行う!というもの。プラビックス、エビリファイ、オプジーボと様々な他社創薬の薬剤を独自のアメリカの販売網を利用して拡販していった。そのBMSがセルジーンの候補化合物をどこまで価値最大化できるのか?注目が集まります。
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BMSの主要製品
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主要製品の四半期別売上推移



悲報:オプジーボの売上の伸びがぱったりと止まる
オプジーボの勢いが完全に止まった様子。
日本のみならず、アメリカでの販売額も同様の傾向を示している。ただし、まだ$7000M以上の売上を確保
一方エリキュースの勢いは素晴らしく、
$7929MでBMSのNo1製品へ躍進!https://t.co/yXGErOuHyB pic.twitter.com/Ifrei4StxR— PharmaValue |製薬会社企業研究員 by🇪🇺駐在員 (@pharma_value) February 6, 2020
主要製品の中長期売上(予測)




BMSのR&D
主な後期フェーズ開発製品一覧


BMSのMRに関して

BMSの国内MRに関して
【エリキュース担当MR】
世界では、一番の売上を上げているXa阻害薬のエリキュースですが、国内では第一三共のリクシアナとバイエル薬品のイグザレルトに結構なシェアを奪われて超苦戦中です。リクシアナが30%のシェアを超えているのは日本と韓国くらいなので、日本のエリキュースのプロダクトマネージャーはグローバル会議で小さくなっている事と思います。日本のエリキュース担当MRの方は、ここ3年くらいでの転職もしくは社内での別の部隊への異動を検討された方が良いと思います。セルジーンとの合併後、日本はファイザーのみに販促を任せて人員削減なんて悲劇がやってくる可能性も0ではないはずです。
BMSのオンコロジーMR
新生BMSのオンコロジーMRは他社では経験できない貴重な経験値や知識が得られると思います。それは、オプジーボやヤーボイといったImmuno Oncology製品に加えレブラミドやCAR-T製品群を扱うことで得られる知識は今後どこの製薬会社もほしいものです。もしBMSでの業務に満足できなくなったら、その経験値をもってどこへでも行けると思います。
BMS 国内MRの待遇
私が調査した範囲でのMRの方の待遇ですが、全製薬会社で中の中くらいだと思いました。変わっている点としては、日当がなく営業手当として大きい金額が給与として振り込まれる点です。ただ、持ち家制度や、子女手当などもある事から、家を購入されている方で家族持ちのMRの方にはとても良い企業だと思いました。賞与は、年3回ですので転職のタイミングはそんなに困らなそうですね。年に1回ですとそれ相応の額となるので、そのボーナスをもらわないと行動できないものです。
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