加齢黄斑変性症治療
この記事でわかること
- これから新薬が参入してくる加齢黄斑変性症治療の市場に関して理解ができる
加齢黄斑変性症って?
加齢黄斑変性とは、モノを見るときに重要なはたらきをする黄斑という組織が、加齢とともにダメージを受けて変化し、視力の低下を引き起こす病気のことです。日本では50歳以上の約1%にみられると考えられており、失明原因としては緑内障、糖尿病網膜症、網膜色素変性に続く第4位。
加齢黄斑変性には「萎縮型」、「滲出型(しんしゅつがた)」の2種類があり、それぞれ原因が違います。
「萎縮型」は、黄斑の組織が加齢とともに萎縮する現象です。症状はゆっくりと進行し、急激に視力が低下することはありません。
「滲出型」では、網膜のすぐ下に新しい血管(新生血管)ができて、この血管が黄斑にダメージを与えます。新生血管は正常の網膜にはない血管で非常にもろく、成分が漏れ出て溜まる、あるいは出血を起こしやすいという特徴があります。この血管から出た液体が黄斑の組織にダメージを与えて、視覚障害を引き起こすのです。そのため滲出型加齢黄斑変性の治療は、異常な血管の新生を抑えるVEGF阻害薬が中心となります。

滲出型加齢黄斑変性治療薬
既存薬
✔ 「マクジェン」(ボシュロム/ファイザー)
✔ 「ルセンティス」(ノバルティス)
✔ 「アイリーア」(リジェネロン/バイエル/参天製薬)
新薬
✔ 「Beovu(ブロルシズマブ)」(ノバルティス)
開発中の候補薬剤
✔ 「abicipar pegol」(アラガン/アッヴィ)
✔ 「ラニビズマブBS」(ルセンティスのバイオシミラー)
✔ 「faricimab」(Roche/中外製薬)
各薬剤の情報


アイリーア vs 「Beovu」


https://twitter.com/pharma_value/status/1229722784126918656?s=20
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