
今日は、バイオの先駆け企業の一角である協和キリンの企業分析です。新薬開発は順調、上市した薬剤の浸透率もまずまずであり、まだまだ開発中の候補化合物が多い企業であり、向こう10年~15年は安泰な数少なき内資系製薬会社です。
YouTube解説: 最新の決算内容と将来予測
協和キリン新中期経営計画解説
協和キリンの現状
2007年に協和発酵がキリングループとの戦略的提携を発表し、キリンHDが友好的なTOB(株式公開買付け)により協和発酵の株式を取得、そして翌年に協和発酵がキリンファーマを完全子会社化し、協和発酵キリン株式会社が誕生。そして2019年に創立70周年に協和キリン株式会社と名称の変更を発表した。2018年末時点で、キリンHDが協和キリンの53%の株式を取得しており筆頭株主である。
協和キリンの経営
- 北米の売上高確保(Crysvitaの台頭で順調!)
- ネスプ+AGの透析領域の人脈を新薬へ活用
- 新薬群の早期市場浸透
- 後期フェーズの化合物での承認獲得
協和キリンの特徴(強み)
神経疾患、腎臓疾患、バイオ製剤に自社並びに導入品を交えて強固な製品ポートフォリオを組んでいるのが特徴です。
協和発酵がいち早く取り組んでいた抗体、核酸医薬の芽がそろそろ花を咲かせる気がします。
協和発酵の開発力に加え、キリンファーマの腎臓領域の人脈があるのでこれから5年~10年で大きく飛躍する内資系製薬企業の1つだと思います!
協和キリンの財務データ

各エリアの全売上収益に対するシェア


協和キリンの主要製品
主力製品の四半期別売上推移

主要製品の売上中長期売上(予測)



・tenapanor(KHK7791)の国内第3相臨床試験開始(2021.4.13)
・抗LIGHTモノクローナル抗体の開発、製造および販売契約(2021.3.29)
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協和キリンのR&D
協和キリンの後期フェーズ開発製品一覧

協和キリンに対する製薬さんの考え

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