塩野義の将来(VISION)

中期経営計画 STS2030
実際の中期計画ページはこちら
塩野義製薬のKPI

上記に、2030年までの売上、営業利益などの目標値が明確に設定されている。
HIVのフランチャイズへの依存度が高い現状&ゾフルーザの予期せぬ耐性菌問題で今後どこまでこの目標にアラインできるのか気になるところだ。
HIVフランチャイズの特許切れをどう乗り越えるか

上記のように、2027年ころにHIVフランチャイズのパテントクリフが来ると予想している。
ここまで成功したアライアンス製品の穴を埋める製品は、はたして生まれるのか??

現状の塩野義のポジショニングに対して今後は上記の強化ポイントへの投資を行っていくとのこと。
個人的には、現状のポジショニングで上手くいっている現状なのに、限りある資金を様々な場所に中途半端に投資していくことを危惧している。
塩野義が期待するパイプライン

上記の8製品は、2030年の目標を達成するための期待パイプラインのようだ。
今後の、該当製品の開発中止アナウンス、臨床試験失敗アナウンスには注意が必要だ!

まとめ
正直、現状では絵に描いた餅のような計画としか思えない。
HIVのフランチャイズの特許満了や、強力な競合品が登場したり、海外でもゾフルーザの売上低迷が続くようであれば、ちょっと塩野義も危ない気がします。今後に注目です!