塩野義製薬が発表した2030年までの中期経営計画はこちら!
YouTube解説
塩野義製薬の現状
塩野義製薬の経営課題
- ゾフルーザを含む感染症事業の低迷(要改善)
- ゾフルーザのロイヤリティ収入の最大化(提携:Roche)
- 長時間持続型のHIV製剤によるロイヤリティ収入の増加
- 候補化合物のいち早い上市
- 国内人員の整理(国内医薬品事業の低迷)
塩野義製薬の財務データ

塩野義製薬の売上構成
下記を見ると一目瞭然だが、売上の大半はロイヤリティ収入から得ているビジネスモデルで、ここまでの収益構造は他の製薬会社でも例がなくとても特殊である。会社自身は資金を潤沢に得られているものの、それに反して国内のMRはプロモーション製品が枯渇しておりモチベーションを維持できない状況が続いているのではないかと危惧している。

塩野義製薬の主要製品
主力製品の四半期別売上推移

塩野義製薬の主要製品中長期売上(予測)

塩野義製薬の中長期売上を支える3つの収入
- インチュニブ
- ゾフルーザの海外ロイヤリティ収入
- HIV関連製品ロイヤリティ収入(VIIV)
細かい小型製品はいくつかあるものの、塩野義製薬の売上を構成しているのは、の3つのみです。
国内のゾフルーザの壊滅的な売上減で、戦略を変えざるを得ない状況ですね。
ロイヤリティ収入の大部分を占めているViiV社のHIV関連ロイヤリティ収入は、ギリアドサイエンシズのHIV新薬群からシェアを死守することができるのかも注目すべきポイントだと思います。

【後発品上市】 サインバルタの後発品上市予測(2021年~)


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塩野義製薬の主な開発製品一覧
塩野義製薬の後期フェーズ開発製品

【警告】開発製品が少なく、次世代製品の確保が急務
VIIV(ヴィーブ)社の開発製品
塩野義製薬も出資している合弁会社VIIV(ヴィーブ)社が、長期作用型注射剤の抗HIV治療薬「カボテグラビル」が、P3相試験(ATLAS-2M試験)で主要評価項目を達成した。
この結果により、マーケットはギリアドサイエンシズのBiktarvyを超える売上(ピーク時約7000億円予想)を上げるのではないか、と予想しています。
しかしながら、一度目の協議では安全性面をFDAが懸念して承認は見送りになりました。
塩野義製薬への製薬さんの考えをまとめています(note)

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