本日、ビックなニュースが飛び込んできた!
アストラゼネカとギリアドサイエンシズのM&Aの噂だ!
文章引用:
英製薬会社アストラゼネカは、米ギリアド・サイエンシズに対し合併の可能性について打診した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。実現すればヘルスケア業界では過去最大の合併となる。
同関係者によると、アストラゼネカは先月、提携の可能性でギリアドに接触した。詳細が非公開であることを理由に同関係者が匿名を条件に語った。
同関係者によれば、アストラゼネカはいかなる取引に関しても具体的な条件を提示していない。同関係者はギリアドが提案についてアドバイザーと議論したが、どのように前進させるか決定を下しておらず、両社は正式な交渉に入っていないとしている。
同関係者によると、ギリアドは現在、他の大手製薬会社への身売りや合併に関心はなく、パートナーシップやより小規模な企業買収に集中する意向だという。
もし買収が実現したら。。

ここで、実際にAZによるギリアドサイエンシズの買収が成功した際の、新会社の注力領域に関して考えていきたい。
まず、現状のアストラゼネカの注力領域はCVRM(循環器、腎、代謝)、Respiratory(呼吸器)、そしてオンコロジーの3分野だ。
そして、ギリアドサイエンシズの注力領域は、HIV、HCV、そしてオンコロジーの3分野である。
アストラゼネカの好調なオンコロジー事業にギリアドのCAR-T療法「イエスカータ」や今後上市予定のパイプラインが加わることによるシナジーも期待できる。
アストラゼネカは、アストラとゼネカの合併後新薬の上市に難渋してきたがここにきて、リムパーザ、イミフィンジ、タグリッソ、そしてエンハーツのグローバルアライアンスとオンコロジー事業では確固たる地位を築き上げてきている。
その状況で、今回の話は可能性は0ではないかもしれない。
新会社の売り上げ規模は?

両社が合併することで、2019年の売り上げをベースで検討すると約5兆円レベルの製薬会社となる。
5兆円規模の医療用医薬品を持つ製薬会社の誕生となると一気に世界トップレベルの製薬会社の誕生となる。
新会社の主力製品のポートフォリオ
