アメリカのバイオファーマの一角であるバイオジェンの企業研究を行いました。


Biogen(バイオジェン)について
神経科学領域のパイオニアであるバイオジェンは、最先端の医学と科学を通じて、重篤な神経学的疾患、神経変性疾患の革新的な治療法の発見および開発を行い、その成果を世界中の患者に提供しています。


Biogenの経営課題
- アデュカヌマブのUSでの早期市場浸透
- スピランザの売上最大化
- Vumerityとテクフィデラの売上最大化
- 開発パイプラインの上市(大うつ、新規認知症)
Biogenの財務データ

地域別売上収益

売上収益の推移


Biogenの主要製品
主要製品の四半期別売上推移

アデュカヌマブの発売後初売上は、約2億円!!どこまで伸びるか!?
主要製品の中長期売上(予測)


【まさかのネガティブサプライズ】テクフィデラの特許がやはり2020年で失効する!?
製薬さんの中長期の売上予測はnoteにて開示!
BiogenのR&D
後期フェーズ開発製品一覧

期待の新薬「アデュカヌマブ」
アデュカヌマブは、早期アルツハイマー病の治療薬の候補として臨床試験中です。2017年10月から、バイオジェンとエーザイはグローバルの製品開発契約を締結し、アデュカヌマブの開発を行なっております。そのアデュカヌマブは、元々はNeurimmune社からエーザイに導入された化合物です。 グローバルの臨床試験ですが、今回FDAに提出されるのはEMERGE試験(1,638人)とENGAGE試験(1,647人)の併合解析の結果であると言われております。これらの試験は、デュカヌマブの有効性と安全性を評価する多施設共同、無作為化、二重盲検、プラセボ対照の臨床第Ⅲ相試験です。
アデュカヌマブは今後どうなるのか?
無事、FDAによる承認を勝ち取ったアデュカヌマブだが、まだまだ様々な噂があり油断のならない様子。そして国内の製薬関連の方々が一番注目しているのは、PMDAならびに厚労省はどういった決断をするのか?という点であろう。アメリカだけの薬剤になるのか?日本を含めてのグローバルで使用可能な薬剤になるのかは注目したいところ。
買収の噂が絶えないBiogen(バイオジェン)
バイオジェンは、2007年程度にファイザーや、GSK、Novartisへ身売りの話があり、結局はこの話は頓挫しましたが、その後も何度か大型の製薬企業に買収提案をされています。直近ですと、2016年にメルクとアラガンの両社より買収提案があったとの噂があり、その後結局それも噂のままで終わりました。(実際に、買収交渉が行われて提示された企業評価額が株主に納得されるものではなかったのかもしれませんが。)
Biogenの研究開発ポートフォリオ

製薬さんの中長期の売上予測はnoteにて開示!
【人気記事】 営業車で暇な時におすすめの動画配信サービス8社を徹底比較!
【人気記事】 おすすめ転職サイトに登録して情報収集から始めてみよう!
【人気記事】 製薬業界の将来や自分の立場に不安がある人が、まずはじめにするべきこと