Merck(メルク)の企業研究
Merck(メルク)について
経営課題

やはり現状は、キートルーダの最大化が非常に重要だと思います。様々な免疫チェックポイント阻害薬が上市されていますが、そのポジショニングは確固たるものと既になっているので、将来的に2兆円製品を狙えると思います。
売上収益の推移

2009年に米シェリング・プラウを411億ドル(約4兆円)で買収を行い、一気に4兆円企業となったメルクですが、その後もしっかりと買収後の統合業務を行い利益を潤沢に継続的に生み出せるグローバルトップファーマに成長しました。
各地域別の売上シェア


Merckの財務データ

ノンコア事業のスピンオフ

メルクもスピンオフ発表!
— PharmaValue |製薬会社企業研究員 by🇪🇺駐在員 (@pharma_value) February 5, 2020
ファイザーに続いてメルクも新薬事業とその他製品&ウィメンズヘルスで分社化!
スピンオフする会社が抱える製品は、シングレア、ゼチーア、バイオシミラー、エクスプラノン、その他多くの長期収載品
そりゃあ、ゼチーアAGも出ますよね。#メルク #分社化 #選択と集中 pic.twitter.com/ETpMTtxtIg
Merck(メルク)の主力製品

最重要製品3製品

牽引する3製剤
メルク社の売上を引っ張る3製剤は、キートルーダ、ガーダシル、ジャヌビアです。キートルーダとガーダシルは、アメリカの特許満了が2028年でありまだまだ今後企業を牽引していきそうです。ジャヌビアに関しては2022年以降は一気に売上を落とすと考えられているので、プライマリー領域の今後に注目です。
主要製品の四半期別売上推移


主要製品の中長期売上推移(予測)

将来的には、キートルーダとガーダシルで主要製品の売上の50%は稼ぎ出すと思われます。また、キートルーダによる副次的なアライアンスフィーを獲得できるレンビマ、リムパーザの今後の売上の伸びにも注目です。メルクのオンコロジー事業は今後安泰であると思われます。

Merck(メルク)の研究開発
後期開発製品:パイプライン

開発品としては、キートルーダ、レンビマそしてリムパーザに複数のプログラムが行われております。加えて、プライマリーの製品であるvericiguatも良好な試験結果を得られておりますので、こちらも期待できる可能性があります。
【速報(2020.3.17)】慢性咳嗽治療薬候補「Gefapixant」のP3結果が発表:高用量群で主要評価項目達成
研究開発費推移

R&Dの費用も破格で、ここ3年は9000億円以上をR&Dに投資しております。これは、第一三共の全体収益とほぼ同額なので、そのスケールの違いを感じます。
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