Regeneron (リジェネロン)の企業研究
Regeneron(リジェネロン)について
Regeneron社は、1988年設立のアメリカニューヨーク近くのTarrytownに本社を持つバイオファーマです。この企業を一躍有名にしたのはアイリーアのお陰です。加齢黄斑変性症の薬剤ですでに7000億円以上を売り上げている薬剤です。(日本は参天製薬、アメリカはリジェネロン社そしてそれ以外の世界各国はバイエルが販売し売上を計上しています。)
近年は、このアイリーア以外にも沢山の抗体医薬品を上市しており、今後も売り上げを伸ばす可能性の高い新興勢力です。
サノフィとの提携どうなる?
(2019.12.12更新)
https://pharmajobs.co/sanofi-regeneron-uncouple-on-long-standing-drug-partnership-splitting-up-praluent-kevzara/サノフィが事業分野の選択を発表!
— PharmaValue | 製薬会社の将来 (@pharma_value) December 12, 2019
糖尿病と心血管疾患の研究を中止します。Regeneron社とのグローバル提携をしているリウマチ分野Kevzaraと心血管疾患分野Praluentの契約内容も変更とのこと。
選択と集中が加速します。#サノフィ #事業集約 #プラルエント #サノフィMR戦々恐々
経営課題

財務データ

売上収益推移

リジェネロンの主要製品
最重要3製品

アイリーア
適応症:加齢黄斑変性など
脈絡膜新生血管は、脈絡膜から網膜に向かって異常新生血管が発生することにより、重篤な視力障害をきたす病態です。脈絡膜新生血管は加齢黄斑変性でしばしば発生します。脈絡膜新生血管の発生に、VEGF(血管内皮増殖因子)という物質が関係することがわかってきた。VEGFは正常な体の中でも造られている大切な物質で、傷口が治る時などに、不可欠の物です。しかし加齢黄斑変性では、眼内でVEGFが過剰に造られてしまうため、脈絡膜新生血管が発生します。またVEGFは黄斑浮腫の発症にも関与する事が知られています。アイリーアはVEGFの働きを短期間抑える薬です。アイリーア硝子体内注射により、脈絡膜新生血管や黄斑浮腫の発生が抑えられます。

アイリーアの競合品がついに登場します!
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加齢黄斑変性症治療薬の市場
加齢黄斑変性症治療 この記事でわかること これから新薬が参入してくる加齢黄斑変性症治療の市場に関して理解ができる 加齢黄斑変性症って? 加齢黄斑変性とは、モノを見るときに重要なはたらきをする黄斑という ...
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デュピクセント
適応症:アトピー性皮膚炎など
デュピクセントは、アトピー性皮膚炎の病態形成に深く関係するTh2型炎症を抑制するヒト型抗ヒトIL-4/13受容体抗体製剤
デュピクセントは、IL-4受容体複合体(IL-4Rα/γcもしくはIL-4Rα/IL-13Rα1)及びIL-13受容体複合体(IL-4Rα/IL-13Rα1)に共通のIL-4受容体αサブユニット(IL-4Rα)に特異的に結合することにより両受容体複合体の形成を阻害し、IL-4、IL-13の両方のシグナル伝達を阻害する遺伝子組換えヒト型モノクローナル抗体です。
更新:デュピクセントは2026年に1兆円を超える薬剤に成長する可能性があるとのこと。

LIBTAYO
適応症:各種がん
抗PD-1抗体なのでキートルーダとオプジーボと同様です。適応症や、他剤とのコンビ―ネーションによる臨床試験結果でそれら2剤との差別化を行う事を検討している様です。
主要製品の四半期別売上推移
主力製品の売上推移を下記に示す。アイリーアに関してはアメリカのセールスのみRegeneron社で行っておりその他の世界各国はバイエルが販売をしている。ただし、日本はバイエルと参天製薬のコプロモーションという構図である。




主要製品の中長期売上推移(予測)


リジェネロンの主な開発製品

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